つみたてNISAって何なの?投資初心者でも分かるように簡単に解説してほしい!
こんなお悩みにお答えします。
- つみたてNISAとはそもそも何なのか
- つみたてNISAと一般NISAの違い
- つみたてNISAのメリット、デメリット
最近、「つみたてNISA」「NISA」といった単語をよく耳にするようになりました。
ただ、投資に関する制度というのはボンヤリ分かっても、「投資」と聞いただけでハードルが高いと感じる人もいるかもしれません。
ただ、”つみたてNISA”を利用すれば、知識が全くない投資初心者でも気軽に投資を始められます。
つみたてNISAは、僕たち国民に投資を勧めるために、国が定めた制度でもあるんだ!
国の制度ならちょっと安心かも…!
この記事でつみたてNISAについて理解を深めて、そのメリットを知っていってね!
ということで今回は、難しい単語は一切使わず、つみたてNISAの実態を分かりやすく簡単に解説していきたいと思います。
難しそうなところは噛み砕いてお伝えしていきます!
「投資はなんだかよく分からない、怖い」と感じる人は 【意外と怖くない】サラリーマンが投資を始めるべき3つの理由を読んでみてください!
それでは本文に入ります^^
そもそも”つみたてNISA”とは?
そもそもNISAとは?
NISAとは少額投資非課税制度のことで、運用益が非課税になる制度のことです。
通常、投資で得た利益には約20%もの税金がかかってしまいます。例えば運用益が1万円だったとしたら、手元に残るお金は8000円です。
ですがNISAを利用していれば、運用益に税はかかりません。
ならずっとNISAを使えばいいじゃん!お得だし!
そうしたいのは山々なんだけど、NISAの非課税期間には制限があるんだ!
そうなのか…具体的にはどのぐらいの期間なの?
NISAの種類によって違うから次に説明するね!
つみたてNISAと一般NISA
NISAには、大きく2種類があります。
- つみたてNISA
- 一般NISA
の2タイプで、両方を併用することはできません。(今回はジュニアNISAについては割愛します。2024年に廃止予定)
運用益が非課税になる仕組みはどちらも同じですが、以下の点で違いがあります。
- 対象の投資商品
- 年間の非課税金額
- 非課税期間
表にまとめると、以下の通りです。
つみたてNISA | 一般NISA | |
非課税金額 | 年間40万円 | 年間120万円 |
非課税期間 | 20年間 | 5年間 |
対象商品 | (金融庁の基準を満たした)投資信託、ETF | 上場株式、投資信託、ETF、REIT |
こんな人にオススメ | ・長期運用でリスク分散したい ・投資初心者 ・年間投資額が少ない | ・色々な商品に投資したい ・年間投資額が大きい |
どちらを利用すればいいかは、投資の目的、投資スタイルによって変わってきます。
資金に余裕があって、いろんな商品に投資したい人は一般NISA。長期的にコツコツ、低リスクに少額から投資をしたい人はつみたてNISAがおすすめです。
結論、投資初心者にはつみたてNISAがオススメです。
その理由も含め、今回は”つみたてNISA”についてもう少し深掘りしていきます!
投資初心者がつみたてNISAを始めるメリット
投資初心者がつみたてNISAを始めるメリットは以下の通りです。
- 少額(100円)から運用できる
- 長期で運用することによるリスク低減
- 投資商品が厳選されている
- 難しいことを考えずに、自動で積み立てられる
1つずつ見ていきましょう。
少額(100円)から運用できる
投資はお金持ちがやってるイメージだけど…
確かにそういうイメージはあるけど、つみたてNISAなら100円から投資を始められるんだ!
企業の株を買おうとすると、○百万円〜というような、サラリーマンにはハードルが高い資金が必要になる場合があります。
ですが”つみたてNISA”であれば、100円から投資を始めることができるんです。
つみたてNISAを利用すれば「大金を使うのは気が引けるけど、投資というものをちょっと体験してみたい」という願望も叶えられます。
投資商品が厳選されている
投資を始めても、どんな商品がいいのか分からないよ…ぼったくり商品もあるって聞いたことあるよ?
つみたてNISAは優良商品が厳選されてるから、その点は安心できるよ!
通常の投資商品の中には、手数料が鬼のように高い「ぼったくり商品」も存在します。
しかし、つみたてNISAで購入できる商品は、全て金融庁によって厳選された商品のため、投資初心者も安心です。
長期で運用することによるリスク低減
投資ってリスクが大きいものなんじゃないの?
もちろんリスクはあるけど、運用期間が長ければ長いほどリスクは小さくなっていくんだ!
運用期間が短いほど、投資のリスクは大きくなっていきます。そのため、投資初心者の短期投資はオススメしません。
逆に、運用期間が長ければ長いほどリスクは小さくなっていきます。
なんで年数が長いとリスクが小さくなるの?
以下の表は、「S&P500」という有名な投資信託の、過去10年間の株価指数です。
表を見て分かるように、株価が上がる年もあれば、下がる年もあります。
そのため、1年ほどの短い期間で投資をする場合、年によっては大損してしまう可能性もあるというわけです。
しかし20年という長い年月でみた場合、ゆるやかではありますが、株価は全体的に右肩上がりになっています。
つまり、つみたてNISAで20年という長い年月をかけて投資すれば、株価の変動率も比較的安定するため、リスクが小さくなるというわけです。
難しいことを考えずに、自動で積み立てられる
投資って色々考えながらやらないといけないイメージだから、やっぱりハードルが高いんだよね…
正直、好きな商品を選んで放置しておけばOKだよ!
「投資」と聞くと、パソコンの前に張りついて株価を見てないといけない、こんなイメージを抱く方もいると思います。
しかし、それは超上級者の短期投資です。素人がやるものではありません。
つみたてNISAは長期投資なので、”買ったら放置”が基本です。
引き落とし日を決めれば、あとは自動的に積み立てることができます。
僕自身、オススメされている商品を買って、月に1回チェックしているだけです!
つみたてNISAのデメリット
つみたてNISAにはデメリットもあります。
- 元本割れのリスクがある
- 投資商品が少ない
元本割れのリスクがある
長期投資によりリスクが小さくなると解説しましたが、あくまで投資なので、元本割れする(損する)可能性もあります。
リターンがあるものにはリスクがつきものです。ノーリスクハイリターンはあり得ません。
自分が許容できる損失を考えて、あらかじめ「これだけ損したらやめる」と決めておくのも手です。
投資商品が少ない
つみたてNISAは商品が厳選されている反面、投資商品が少ないというデメリットがあります。
色々な商品に投資したい!という人にとっては微妙かもしれません。
ただ”つみたてNISA”に関して言えば、おすすめ商品が絞られており、「王道の商品を買っておけばOK」みたいなところがあるので、投資初心者からしたらそこまで気になりません。
まとめ:早めに始めて複利の力を最大限に活かそう
銀行にお金を置いておいても、お金が増えることはありません。
とはいっても、投資にはリスクがつきものです。
しかしこれまで紹介したように、つみたてNISAは少額からの投資が可能なうえ、長期投資でリスクを分散することができます。
資金に余裕のある人は、早くから始めておくのがオススメです。
投資を始める時期が早ければ早いほど、複利の効果を最大限活かすことができます!
まずは証券口座を開設してみましょう。
自分のライフプランに合わせて、老後資金の準備をコツコツ始めておきましょう。