投資を始めたいけど、やっぱりリスクが怖い!投資でリスクを減らすにはどうしたらいいの?
こんなお悩みを解決していきます。
- 投資を始める前に知っておきたい2つの心得
- 投資リスクを減らすための具体的な方法3選
- 投資初心者がやりがちなNG行動2選
投資にはリスクがつきもの。リスクのない投資はありません。
リターンが大きければ、それに比例してリスクも大きくなります。
ローリスクハイリターンとはいかないのね。。
あったら最高だね。全財産突っ込みたい。。。
しかし、投資には興味があるのに、「リスクが怖い」と思って最初の一歩が踏み出せないのはとても勿体ないです!
僕も投資を始める前は怖くてなかなか手を出せませんでしたが、いざ始めてみると、それほど怖いものではありませんでした。
何に投資するかによって、リスクの大小は全く違います。
そして、投資のリスクは運用次第で誰でも小さくできるんです。
本記事では、投資リスクをできるだけ小さくするにはどうすればいいのか、投資を始める前に知っておきたいことをまとめました。
最初の一歩がなかなか踏み出せない人、投資リスクをできるだけ下げたい人の参考になればと思います^^
はじめに:投資を始める前の心得2か条
1.投資は予備資金で
投資は生活資金ではなく、なくなってもいい予備資金で始めましょう。
株価がどう動くかは誰にも分かりません。(投資の神と呼ばれるウォーレンバフェットでさえ!)
今日買った株は、翌日に株価が倍にもなる可能性も、半分になる可能性もあります。
なので、最悪の事態を想定しつつ、失ってもいいと思える金額で投資しましょう。
2.リスクのない投資はない
冒頭でもお伝えしましたが、リスクのない投資はありません。
リスクが小さいものほどリターンは少なく、リスクが大きいものほどリターンも大きくなります。
ローリスクハイリターンな上手い話が舞い込んできた時は鵜呑みにせず、まずは疑うことが大切です!
この前久々に会った友達に「絶対に損しない投資がある」って話を持ちかけられたよ…
たぶんそれ詐欺!やめといた方がいいよ!
兎にも角にも、投資にはリスクがつきものです。でも、リスクはできるだけ減らしたい。
では、どうすればリスクを減らすことができるのでしょうか。
投資リスクを減らすために知っておきたい3つの心得
短期ではなく長期で資産運用する
初心者であればあるほど、短期ではなく長期で資産運用することが大切です。
なぜなら、短期よりも長期で運用した方が変動率が低く、精神的な負担も低いからです。
下図のように、値動きは短期でみると激しく動きますが、長期でみると緩やかになっています。
確かに長期でみれば株価が上下するのもそんなに気にならないかも!
20年ほどの長期運用を見据えておけば、株価がほんの1ヶ月ぐらい下落し続けても、精神的な負担はあまりありませんよね。
値動きの上下が激しい(=変動率が激しい)投資は、リスクも高くなります。
長期で運用=変動率が低い=リスクが低い
ということにもなるので、はじめは長期で運用してリスクを減らしていきましょう。
投資先は分散させる
投資先は1つに集中させず、複数に分散させましょう。
投資先を分散させればさせるほど、リスク低減に繋がります。
なんで分散させるとリスクを下げられるの?
下の図を参考にしてみて!
投資先が1つだけの場合、もしそれが下落してしまえば資産全体が下落してしまいます。
しかし投資先を分散させておけば、何か1つがダメになっても他でカバーが利きます。
なるほど!具体的にはどうやって分散させるのがいいの?
分散の方法は、以下の3つのジャンルで分散するのが王道です。
- 資産で分散
- 銘柄で分散
- 地域で分散
①資産の分散
資産の分散とは、
- 預貯金
- 株式
- 債券
- コモディティ(仮想通貨、金など)
- 不動産
など、大まかなジャンルで分けることをいいます。
なんで資産で分散する必要があるの?
例えば株式だけを保有していた場合、景気が下がるとともに株式の評価額も下がります。
対して債券は、株式と反対の値動きをするため、株式と債権を両方持っておいた方がリスク分散になるということです。
投資をする際は変動の激しい株式ばかり持つのではなく、預貯金もしっかり残してリスク分散しておきましょう。
②銘柄の分散
銘柄とは実際に投資する商品のことです。銘柄は資産よりも細かく分類されます。
例えば、
- Amazon
- Microsoft
- Meta
- Apple
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim 全世界株
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
- バンガード・米国高配当株式ETF
- バンガード・S&P500バリューETF
- インベスコQQQ
- 金、銀
- ビットコイン
- 石油、天然ガス
といった具合です。
リスク低減のためには、銘柄も分散させておきましょう。
分散させすぎても管理しにくいので、僕は投資銘柄を10銘柄以下に絞っています!
③地域の分散
投資先の地域を分散させておくのも、リスクを低減する方法の1つです。
- 全世界
- アメリカ
- 日本
- 新興国
など、色々な地域に投資することができます。
やはり、投資対象は世界中に分散させておくのが無難ですが、人によっては米国に集中している投資家も数多くいるんです。
実は僕もその1人です…笑
米国株に集中投資する人もいますが、初めのうちは、いろんな国に投資してリスクを分散させておきましょう。
インデックスファンドに投資する
インデックスファンドとは、日経平均株価やTOPIXなどの代表的な株価指数に連動する投資信託のことです。
インデックスファンドを中心に運用することをインデックス運用(パッシブ運用)と言います。
対して、指数を上回る成果を目標とする投資信託をアクティブファンドと呼びます。(=アクティブ運用)
インデックスファンドとアクティブファンドの違いは以下の通りです。
- インデックスファンド…指数に連動する投資信託
- アクティブファンド…指数を上回ろうとする投資信託
指数を上回ろうとするアクティブファンド(?)に投資する方がリターンが大きそうで良いんじゃないの?
確かにそれで勝てればいいんだけど、アクティブファンドの大半はインデックスファンドに勝てないって言われてるんだ…
実はインデックスファンドに勝てるアクティブファンドは全体の10〜30%しかないと言われています。
つまり、下手にアクティブファンドで大儲けしようとするのではなく、インデックスファンドに堅実に投資しておくのが無難ということです。
また、投資初心者にインデックスファンドがおすすめされている理由は
- 運用コストが安い
- 少額から幅広く投資できる
ということが挙げられます。
つまり、インデックスファンドは知識が浅い投資初心者にもってこいの商品です。
最初はインデックスファンドへの投資から始めることをおすすめします。
迷ったらS&P500という指数に連動しているファンドを買えばOKです!
投資初心者がやりがちなNG行動2選
買うタイミングが分からず一括購入
安いときにたくさん買いたいから安くなるまで待とうかな…
いつ安くなるかなんて誰にも分からないよ!
「安いときに買って高くなってから売る」のは確かに理想ですが、株価がどう動くかは誰にも予測できません。
今日一気に買ったけど翌日に大暴落…なんてこともあり得ます。
なので、安くなるタイミングを狙って一気に買おうとするのではなく、
毎月定額でコツコツ買う
のがおすすめです。これをドルコスト平均法といいます。
毎月買う金額を固定することで、株価が高いときは少なく、株価が低いときには多く買うことができます。
ドルコスト平均法は平均値を目指す投資法で、多くの投資家はこれを採用しています。
僕も毎月定額でコツコツ積み立てています!
株価下落で不安になり売却
株価が暴落しててやばい!損する前に早く売らないと!!!
ちょっと待って!長期で運用する予定じゃなかったの?
長期運用で投資しているなら、多少の株価下落は気にしなくてOKです。
それでも気になるようなら、メンタルが不安定にならないように投資金額を減らしましょう。
株価が下がっているときは安く多く買えるので、後々得する可能性もあります。
長期運用なら積立設定さえしておけば、あとは放置で問題ありません。
確かに株価が下がったときは不安になりますが、目先の小さな損失ではなく、豊かな将来を見据えてドンと構えておきましょう。
まとめ:まずは投資先を分散させて長期で運用しよう
今回の内容をおさらいします。
投資でリスクを減らすために、以下の3つを心掛けましょう。
- 短期よりも長期で運用
- 投資先は分散させる
- インデックスファンドで堅実に
繰り返しますが、毎月の積立投資の設定ができてしまえば、あとは放置するだけでOKです。
僕も残高は月に1回ぐらいしか確認してません。。
最初はつみたてNISAから始めるのがおすすめ
つみたてNISAとは、少額投資非課税制度のことです。
つみたてNISA?普通の投資と何か違うの?
通常、投資で得た利益の約20%に税がかけられますが、つみたてNISAを利用して得た利益には税金がかかりません。
国民に投資を始めさせるために、国が始めた投資家向けの優遇措置なんです。
つみたてNISAが投資初心者におすすめな理由は
- 少額から投資できる
- 優良商品が豊富(金融庁の厳選による)
- 利益が20年間非課税
このようにつみたてNISAは、初心者でも安心して投資を始められる制度なので、ぜひ活用してみましょう。