雑記

「ゼロ秒思考」のメモ書きって本当に効果ある?3ヶ月実践してみた結果…

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相談犬

「ゼロ秒思考」に書かれているメモ書きってどんな効果があるの?実際に効果あるの?

筆者

実際に3ヶ月やってみた僕が答えるね!

今回は、赤羽雄二さんが書かれた書籍「ゼロ秒思考」のメモ書きを、実際に3ヶ月間、ほぼ毎日実践してみて感じた効果をまとめていきます。

詳細は本文でまとめますが、先に結論だけ述べると、本書に書かれているメモ書きは、“安く簡単に考える力を鍛えられる”コスパのいいトレーニングでした。

本書の基本情報は以下の通りです。

タイトル ゼロ秒思考
著者 赤羽雄二
出版月 2013年12月19日
出版社 ダイヤモンド社
定価 1550円(税込)

そもそも「ゼロ秒思考」とは?

ゼロ秒思考とは、その名の通り、瞬時に物事を判断する思考のことです。

一生懸命考えているつもりでも、実際は進展していないというケースも少なくありません。

仕事をしていて分からないことがあったときに、「考えれば解決できる」と思って時間をかけて考えても、なかなか思考が深まらず、結局なにも進展していないということもよくあります。

ここでのポイントは、”時間をかければ思考が深まる”という考えは間違いだということ。

筆者曰く、大半の人たちは、どうすれば「深く考える」ことができるのかをよく分かっていないと言います。それもそのはずで、義務教育の過程では、考える訓練がほとんどなかったからです。

相談犬

言われてみると確かにそうかも…!

ですが本来、人間はみな頭がいいもの。考えがまとまらない、考えを深められないといった理由で自信を失うのは、とてももったいないことです。

考える力を鍛えるために、筆者が長年活用してきたメモ書きが、本書で紹介されています。(メモ書きの具体的な方法は、この後紹介します)

このメモを実践していくことで

  • 深く考えることができる
  • ゼロ秒思考に近づける
  • ストレスや不安が軽減される

など、多くのメリットがあります。

【ゼロ秒思考】考える力を身につけるメモ書きの具体的な方法

メモ書きの方法は、超シンプルです。まずは以下の3つを用意しましょう。

A4の紙に1件1ページで書きます。ノートでもパソコンでもなく、A4用紙を指定されています。

A4用紙を横向きに置いて準備完了です。

メモの内容は、以下の写真の通りです。

  1. タイトル
  2. 日付
  3. 各行20〜30字程度の本文(4〜6行)

これを1ページ1分で書かなければいけません。ゆっくり考える暇はありません。

筆者

やってみると分かりますが、1分ってかなり短いです。笑

この作業を1日10枚、要するに1日10分実践することで、考える力の基礎が身につき、ゼロ秒思考に近づけるといいます。ポイントは以下の通りです。

  • 頭に浮かぶまま、余計なことを考えずに書く
  • 構成も考えない、言葉も選ばない

綺麗に書くのではなく、思いついたことを感じたまま、余計なことを考えずに書きましょう。

思いついたことを、短時間でいかに書き出せるかがカギとなります。

【レビュー】実際に3ヶ月間やってみた結果

実際にこのメモ書きを実践してみて感じた効果をまとめていきます。2022年2月1日から始めて現在まで約3ヶ月間、ほぼ毎日継続できています。

3ヶ月もやると、A4用紙が下の写真ぐらい山積みになります。始めたての頃は納得がいかず、1分以上の時間をかけてしまったり、1日10枚書かない日もあったので、本来ならもっと分厚くなっているはずですが。。(あと、本当はテーマごとにファイルも分けた方がいいんですけど、とりあえずお試し期間ということで細かいことは気にしません笑)

ゼロ秒思考とまではいきませんが、少しずつ効果を実感し始めています。実践前と後の変化点としては、以下の通りです。

  • モヤモヤが減って脳内がクリアになり、集中力が上がる
  • 頭のモヤモヤが減り寝付きが良くなる
  • 考えていることを正確な言葉で表現する力が身につく

1つずつ解説していきます。

モヤモヤが減って脳内がクリアになり、集中力が上がる

思っていることを紙に書き出すことで、それが外部メモリとなり、脳内がクリアになります。その結果、集中力も上がります。

何かの考えが頭の中でモヤモヤしてるけど、言葉で表せないまま消えていくこともありますよね。

色々な考えが頭の中によぎっていると、集中力を欠く原因にもなります。

ですが、そのモヤモヤを外部メモリ(=紙)に書き出すことで、頭の中がクリアになるため、余計なことを考えずに済み、その結果、集中力も上がります。

ネガティブ感情が薄くなり寝付きが良くなる

「明日の仕事のプレゼンのことを考えてしまって、寝たいのになかなか寝付けない…」

寝る前に不安なイメージしてしまうと、そのことで頭がいっぱいになり、なかなか眠れない。こんな経験、誰でも一度はあるのではないでしょうか?

不安やストレスは、睡眠の質を妨げる要因となります。

ですが寝る前に、不安に感じていることを、言語化して紙に書き出すという行為を行うことで、ストレスゲージが一気に下がります。

筆者

頭がスッキリした状態でベッドに入れるので、寝付きが良くなりました!

  • 何を不安に感じているのか
  • なぜ不安に感じるのか
  • 不安を和らげるための方法はないか

という具合に深掘りしていくと、不安に感じていたことが、思っていたより些細なことだったと知ることができます。

考えていることを正確な言葉で表現する力が身につく

メモ書きを続けていると、言語化能力の向上が期待できます。今まで言葉にしてこなかった”頭の中のモヤモヤを伝わる言葉に変換する”という作業を毎日行っているわけなので。

実践前は言葉にするのを諦めていたようなことも、3ヶ月たった今では、なんとか言葉にして伝えられるようになったと思います。

毎日メモを書いてるんだから伝えられるはず!と、そもそもの意識が変わってきているような気もします。なんせ、今まで書いたメモ用紙が積み重なっている山を見ると、自信が湧いてきます。

説明するのが苦手…という人は、このメモトレーニングは本当におすすめです!

まとめ

もう一度おさらいすると、筆者がメモ書きを3ヶ月実践し続けて感じた効果は、以下の通りです。

モヤモヤが減って脳内がクリアになり、集中力が上がる
頭のモヤモヤが減り寝付きが良くなる
考えていることを正確な言葉で表現する力が身につく

導入でもお伝えした通り、このメモ書きは、“安く簡単に考える力を鍛えられる”コスパのいいトレーニングです。

思っていたことを上手く伝えられるようになってくると、私生活でのストレス値が、グッと下がります。

考える力を鍛えたいと感じている方は、ぜひ実践してみてください!

今回は以上です、ではでは。